でも、体内では大事な働きをしていますＹＯ！
◆コレステロールは細胞膜を丈夫にしています。
体を構成する約60兆個の細胞の細胞膜にコレステロールが含まれます。
◆コレステロールはホルモンの原料です。
コレステロールは、男性・女性ホルモンの原料や、脂肪の消化を助ける胆汁酸の原料にもなっています。
◆体内で作られるほうが多い
普通に食事をすれば、1日約300～500㍉㌘が体内に入りますが、糖質や脂質を原料として、肝臓で1日約1000～1200㍉㌘作られます。コレステロールは食事からの摂取より体内で作られるほうがずっと多いのです。
◆LDLとHDLの違い
コレステロールや中性脂肪は脂質です。脂質は水に溶けるタンパク質に包まれ、リポタンパク質として血液によって各組織へ運ばれます。
このリポタンパク質は重さによって、低比重のLDLと高比重のHDLに分けられます。
◆低比重が「悪」、高比重が「善」のわけ
・LDLの役目：肝臓で作られたコレステロールを末梢の組織や動脈壁へ運びます。LDLが多くなると動脈壁にコレステロールが蓄積し、心筋梗塞や脳卒中につながります
・HDLの役目：末梢の組織や動脈壁の過剰なコレステロールをぬぐい取って肝臓に回収します。
◆「悪玉」LDLを減らすには？
植物油や魚の油には不飽和脂肪酸が多く、LDLを減らします。
逆に、肉に含まれる動物脂肪には飽和脂肪酸が多く、LDLを増加させます。
野菜、海藻、きのこ類などに含まれる水溶性の食物繊維や、イカ、タコ、エビなどに含まれるタウリンはコレステロールと結合し、コレステロールを体外へ排泄するのでお勧めです。
◆善玉HDLを増やすには？
ウオーキング、水泳などの有酸素運動がHDLを増やし、LDLを減らせます。
1日20分以上できるだけ、毎日運動を行なって体内バランスを改善しましょう！
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